kamo caffe

June 28, 2005

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熊谷守一 別冊太陽/平凡社

熊谷守一さんとの出会いは絵よりも本人の著書の
方が先で。(「へたも絵のうち」/平凡社)
その本1冊で、かなり撃ち抜かれました。

最近出た、別冊太陽の特集もすごくよかった。


自分は
絵で感動したり心を動かされたりすることが少ない。

なので好きな画家や絵というのもほとんどいなくて。
好きな画家を数多く挙げられる人にコンプレックス
を感じるぐらい、好きな画家って思いつかないのです。

大抵の絵って、□の中におさまっているところが
当たり前すぎて
飾る為にみんな同じ額に入れられてるのも
考えてみればなんて窮屈で不自由なんだろうと。


あと平面な作品を、平面に見ようとする
自分の見方も真っ当すぎてつまらないせいか、

(切手に描かれた絵はスクエアな宇宙で面白い。
 少〜しづつ集めているので
 数年後どれだけたまるか楽しみなのです)

美術館に行っても、建物や絵そのもよりも絵を見ている人を
見ている方が興味深かったりするのだけど

やっと
はじめて(うわー好きだなぁ!)と心の底から
思えたのが、熊谷守一さん。

私の目は節穴か目くらか、というぐらい
物が見えていないので

見えないものまで見える、見ようとする熊谷さんに
尊敬と憧れを持って、絵を描くということは
物をどれだけ見つめることか、を彼の著書で
気づかされました。

あと、熊谷さんの言葉とか生き様が
常識から外れているのを本で拝見するたび爽快で
自分の心の何かが整理されてスッキリするところも
好きな理由かな。

熊谷さんの語録で好きな言葉。

「紙でもキャンバスでも何も描かない白いままがいちばん美しい。」

「下品な人は下品な絵を描きなさい、
 ばかな人はばかな絵を描きなさい、
 下手な人は下手な絵を描きなさい」

「できないということは面白い」

「もっと放っといて長生きさせてくれっていうのが
 正直なわたしの気持ちです。」


投稿者:harumi

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